PowerTap SL2.4が来た

電源タップの話しではなくて。


走行中の自転車の仕事率を計測する機械(パワーメーターという)が来たので早速取り付け。といっても買ったわけではなくてレンタルしたもの。見た目はごつい自転車ライト用のダイナモの発電機みたいなくせに、車軸だけで25万円ぐらいしやがるので買うのは無理。 
ダイナモが電磁誘導で発電するのと異なり、パワーメーターは歪計の出力をもとに仕事率を計測するしくみ。単に計るだけならスポーツジムとかのエアロバイクでも出来るけど、走行中にモバイルで測れるようになったのは1990年代に入ってから出そうな。

早速計って...とおもったけど、やりたかったテストを1〜2日で済ますのはどうやら今の体力的に難しい模様。。。やりたかったのは 

  • 5秒全力 
  • 30秒全力 
  • 60秒全力 
  • 20分全力 
  • (できれば60分全力。だいたい20分の95%) 

の平均出力。昨日5秒と60秒の計測をしてたんだけど、今日の20分のテスト中15分の時点で力が維持できなくなって中断の系。実際、今朝の起床時心拍数がちょっと高かったのでもう一日ぐらい開けないとだめか... 

いまのところまだサンプルが少ないんだけど、大体予想通りの数値。体を移動させるスポーツ全般そうだけど、自転車競技の装備重量はライダーの体重が支配的なので、単位時間あたりの平均出力を体重で割って「体重の○倍を△秒」で評価するらしい。で、私の場合体重52kgで、20分全力は相変わらず200ワットちょいのあたりで約3.85W/kg。60分はこの95%ぐらいなんだそうな。5秒とか短時間の出力はナミ以下だな。 

ここの表で、サイクリストとしての自分の程度や特性をある程度しることができる。 
http://www.cyclingpeakssoftware.com/power411/profile.asp 
短距離種目が得意な人は短時間の出力体重比に優れるし、タイムトライアルが得意な人は長時間の出力比に優れる。 

この表ではレベルごとに 
  • World class(international pro) 
  • Exceptional(domestic pro) 
  • Excellent(cat. 1) 
  • Very good(cat. 2) 
  • Good(cat. 3) 
  • Moderate(cat. 4) 
  • Fair(cat. 5) 
  • Untrained(non-racer) 

と分類している。cat. 1-5ってなんだろう?レースのランク? 

現時点の僕の場合は 

 5秒 = 677Watt / 52kg = 13.02W/kg (Fair cat. 5) 
 60秒 = 368Watt / 52kg = 7.07W/kg (Moderate cat. 4) 
 5分 = 230Watt / 52kg = 4.42W/kg (Good cat. 3) 
 60分(推定) = 190Watt / 52kg = 3.65W/kg (Good cat. 3) 

みたいなかんじ。ヒルクライムレースで勝つには60分間を4.5W/kg〜5W/kgで走れないといかんので、道のりは遠いなぁ。レンタル期間は1ヶ月なので、そのあいだ色々試してみよう。 

ちなみにスポーツジムとかに置いてるエアロバイクの出力計(watt)でも同じような計測はできますので、お暇な方は試してみると吉。