ツール・ド・美ヶ原2011

前日までスイスでピュア高地トレーニングに励んできました。嘘です。おもいっきり楽しんでしまいLH-TL(Living High and Training Low)ならぬ、LH-NT(Living High and NO Training)でした。1週間ちょいじゃ高地トレの意味ないみたいですしね。さて。
1h23'30"@190W
タイム的には去年より150秒ほど遅いけど、200W → 190Wとパワーダウンしてこの程度のタイム差ならまぁいいかと変に満足してみた。
土曜の朝にチューリッヒから成田、昼前に家に戻りバタバタしながら松本行きのあずにゃんあずさに乗ったので、体重を測るの忘れてたでござる。たぶん53kgぐらいだとおもう。はじめて電車でレース会場入りしたので今回はローラー台無し。何となくアップも無し。かわりに下半身のストレッチをたっぷりやっておいた。スタートは8:00。
今日のテーマは平坦〜下りで脚を抜く。終盤の平坦〜下りパートの直前まで脚を使いきる感じで登る。あと上死点・下死点でトルクが抜けないように集中すること。ギアは前50-34T x 後ろ11-28T。あと汗対策にassosのroboFoilキャップを被ってみた。これはなかなかいい感じだった。
Tdu1011
スプリットパワーは去年と似た感じかな。でも緩斜面〜下りの処理は意図したとおりにできた。


なんとなく最前列でスタートしたので美ヶ原ガールズがよく見えてホクホクです。激坂区間まではみなさん落ち着いたペースで走るので僕もそれに準じる。激坂は200Wぐらいにはじめて頑張らない程度に。ここは28Tが効いて「すんゲーキツい!とまっちゃう!」みたいなことは無く淡々とこなせて良いかんじ。
美鈴湖周辺の平坦区間ははっきりと脚を抜いて一休み。ちょっと遅いけどちょうど前に入った人についていった。かわりにスピードが乗るパートではステム脇を握ってガバッと上体を伏せたままペダリング。
このコースのメインセクションはパワーをあまり見ずに、キツいところ・維持できるところを探りながらの作業。最後まで集中がとぎれずこの作業を維持できた。呼吸はコントロールできてるけど脚が徐々に言うことを聞かなくなる。特に脹脛が負けて盛大にアンクリングする。ふだんこーいうのないので不思議。
そしてものすごく前に進まない感覚に襲われる。水の中走ってるみたい。途中でスローパンクしてるんじゃないか心配になってタイヤを見るけど変な潰れ方はしてなかった。うむむ。
で、あまり上げられないまま尾根のセクションにでて、脚を抜き気味でやり過ごす。かわりに上体をコンパクトに維持するよう注意してたらけっこうスピードに乗ってくれて、脚を止めてたけどMaxで69.5km/hでてた。
最後のゴールまでの登りはボチボチのペースのままゴール。


区間タイムを2009・2010・2011年の区間タイムを比較してみる。21.6kmのコースを
  1. 0〜3,560m (スタートから激坂区間終了まで)
  2. 3,560〜4,810m (美鈴湖の平坦パート)
  3. 4,810〜17,055m (一番長い登り区間)
  4. 17,055〜20,650m (尾根から最後の登りまでの高速区間)
  5. 20,650〜21,600m (最後の短い登り)
に分割。記録されている走行距離は年ごとに21.485km, 21.110km, 21.726kmと差があるんですが、これをそれぞれ21.600kmになるようそれぞれ+0.535%, +2.32%, -0.581%と補正したうえで集計し直した。
区間 2009年 2010年 2011年
 区間1 0〜3,560m 0h19'06" 0h18'00"@217W 0h17'57"@218W 
 区間2 3,560〜4,810m 0h02'04" 0h02'07"@213W 0h02'07"@188W 
 区間3 4,810〜17,055m 0h56'48" 0h52'19"@194W 0h54'37"@185W 
 区間4 17,055〜20,650m  0h06'29" 0h05'48"@182W 0h05'47"@149W 
 区間5 20,650〜21,600m  0h03'39" 0h02'44"@223W 0h02'56"@200W 
 全区間 0〜21,600m 1h28'05"@178W/52kg  1h20'59"@200W/52.5kg  1h23'30"@190W 


昨年からの2分半の遅れは美鈴湖の平坦が終わってから尾根までの一番長い登り区間で発生してる。他の区間は殆ど同じ。そのかわり想定通り、美鈴湖の平坦区間と尾根の下りパートはパワーをだいぶ押さえてるけどタイムはほとんど変わってない。特に後者のパワーの低さはいい感じだ。この区間でオモイッきり休めるので、直前のメインパートのラストはガンガンいっても大丈夫。もちろんカラダの方が行ければですがががが。


というわけでお姉さん写真をお届けして締めたいと思います。
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