ロードバイクにMTB用10速ドライブトレインを装着

すごく・・・大きいです・・・

前50-34Tの後ろ11-34Tになったよ。漢らしいような気さえしてきた。

美ヶ原やターンパイクみたく急坂+平坦〜下りと極端なコースではワイドなギア比が欲しい... けどフロントはSRMから替えたくないし、スプロケットで対応するにもロード用じゃせいぜい11-28Tや12-30T... ってことでそーいうコースはMTBのリアディレイラーとスプロケットをいれてカバーすることにした。
  • シフター ST-6600G (Ultegra SL 10速)
  • ディレイラー RD-M972-SGS (XTR 9速)
  • スプロケット CS-M980 (XTR 10速)
  • チェーン CN-7901 (Dura-Ace 10速)
ロード用とMTB用コンポーネントの混合ドライブトレイン。平坦を走る限りはトルクかけててもパキッと変速する。ただ、21Tから19Tに上げる時まれにチェーンが一瞬引っかかる時があるので、機会があればXTR10速用のチェーン(CN-M980)とかを試してみたい。



旧(9速)XTRのRD-M972-SGSのトータルキャパシティは45Tってことで、アウターxロー(50x34T)もインナーxトップ(34x11T)も余裕のテンション。
対応するスプロケットは最大34TってことですがたぶんCS-M980の11-36Tいれてもだいじょうぶなんじゃないかな。


調べはじめた当初は「10速のスプロケットに9速用のリアディレイラー」ってのにピンとこなかった。けど、いろんな人に相談したり調べたりする過程で何となく理解できた。キモは変速ケーブルの移動量とリアディレイラーの移動量の比率"Actuation ratio"。

Actuation ratioはメーカー(またはシリーズ)によって差異があって
  • Shimano convention ("2:1")
  • SRAM convention ("1:1" Exact Action)
  • Campagnolo convention
  • Suntour's convention
とかがある("Derailleur gears" Wikipediaより)。

ShimanoはロードもMTBも通称"2:1"でケーブルを1mm操作するとディレイラーは約2mm移動する。ただしMTBについては10速のDyna-Sys系列からActuation ratioが変更されて1.25:1とか1.5:1とかになったらしいけど実際の値は未調査。
SRAMは1:1。カンパニョーロとか他のは調べてません。

Actuation ratioとは別に考える要素として、シフターの操作一回あたりのケーブル引き量[mm]と、スプロケットのピッチ[mm]。スプロケットのピッチはシマノロード10速もMTB10速も同じ3.95mmっぽかったので、
  1シフト操作時ケーブル引き量[mm] x Actuation ratio = 3.95[mm]
になる組み合わせが得られる機材なら基本的になんでもOKでした。ちなみにshimanoでSRAMを駆動したりその逆をやったりする時に使うJtek Engineering Inc.のアダプタは、シフターのケーブル引き量の差異を変換・吸収する。

もちろん自己責任でプライスレス。なにそれ。