シクロクロスなどで記録したパワーメーターのログから、周回コース特有の変動を分解して見やすくて"使えるデータ"にする。パワーメーターのデータを
2014シーズン初戦。周回数7。中盤で垂れた。上げ下げが激しいコース。
パワー = コース特有の変動 + ペースの変動 + 残差
とモデル化して
- "data" 生のパワーデータ
- "seasonal" コース特有の要因による変動(コーナーなどによる加減速とか色々)
- "trend" ペースの変動
- "remainder" 偶発的な変動
にそれぞれ分解して作図したら何か見えてくるかな?
ペースの変動を示す3番目の"trend"はわかりやすいとして、重要なのはコースの特性が現れる2番目の"seasonal"のグラフ。プラス〜マイナスの波が大きく現れているコースは踏みどころ・休みどころがハッキリとしている。細かく振れているコースは上げ下げの頻度が高く忙しい。ちなみに"コースの特性"や"コース特有の変動"と述べているけど、実際には"そのコースにおける僕の走り方"が正しい。
4番目"remainder"がちょっと悩ましい。ポイントごとの走り方の差異が現れると思うのだけれど、ラップタイムの変化による残差が混ざって読み取れないなこれは。んー、もうすこし掘り下げが必要か。周回コースのログの取り扱いはずっと困っていたので、もうすこしゴニョってみよう。
今期からパワーメータのログ管理にWKO4を使うようにしたので、セルフ分析環境も刷新中。今回はWKO4から.PWXファイルをエクスポートしてRでゴニョる方向。分析自体は特に面倒なことはしていなくて時系列分析でよくある
観測値 = 季節要因 + トレンド + 残差
なモデルを
パワー = コース特有の変動 + ペース変動 + 偶発的な変動
とみなしてパワーメーターのログを時系列データに見立てて、局所重み付け回帰関数を用いた季節調整法をまるっと適用したかんじ。
周期は雑に
周期 = 走行時間 / 周回数
で指定している。ってか、ひたすら雑だな... 周回ごとのラップタイムの増減や、セクションごとの区間タイムの増減があるので、このやり方だとダイレクトに残差に乗ってしまって良くない。経過時間とパワーで分析するのではなくて、位置とパワーに正規化して分析する必要があるか。ってかそれ以前にもっといい方法がありそう。
追記。後日、位置とパワーで正規化してから分析したらかなり良くなった。
追記。後日、位置とパワーで正規化してから分析したらかなり良くなった。