テンション




ニンジャ推しです。2016-2017シーズンは思うところあってチェーンリングを46-36Tに変更。後ろは11-28T or 12-28Tのまま。

SRM DA 7800 CompactクランクはShimano Dura-Ace 7800 46Tチェーンリングと、Specialites T.A Zephyr 36T(8/9/10/11 speed)。
Shimano 7800 46Tはチェーンかき上げ用の裏側の切削がないですが、落差が少ないこととDi2のパワーのおかげでレース中に困ったことはないです。あと新品だから角が鋭利なのも効いてるのかな。割と普通に入手できるのも良い。

バックアップのStages PowerつけてるShimano FC-9000クランクは、Shimano FC-6800 46-36Tを。チェーンリングのキャップはカスタムペイント。
4アームで"純正"なDura-Ace 46Tが手に入らないので止むを得ず。46Tは基本的には7800世代と同じつくりなんすよね。当初はチェーンリングだけ黒いのちょっとやだなー剥くか?とか思ってましたが、つけてみたらあらやだカッコいい。


シクロクロスバイクは前が小さいと締まりますね。

46Tは普段のロードワークでどうかな?とちょっと心配だったのですが、前よりアウターを使う場面が増えてむしろ良かったかも。インナーが36Tと+2大きくなったのも心配でしたが、今の所「36x28Tを踏めなくなる場面は押したほうが速い」と感じているので問題ない。茨城シクロクロス七会中学校ステージの三角定規坂も乗車でいけます。



以下46-36Tにした"思うところ"。

リアディレイラーが発揮するチェーンテンションは一定ではなくて、前後大サイズギア同士(例えば55x28T)で最大、小サイズ同士(ex, 34x11T)で最小になる。そしてチェーンテンションを大きく変える主要因はフロントチェーンリングの落差であり、テンション操作の制約事項はディレイラーのキャパシティ。この性質と制約の中で、リアディレイラーは大ギア同士で無理のないテンションに収めつつ、小ギア同士でもある程度のテンションを維持しないといけないので、キャパシティギリギリな構成だとけっこう大変。
これらは通常用途だと困ることはほとんどないのですが、シクロクロスは持ち上げていたバイクを地面に雑に打ち付けてしまう場面や、マキノ高原の下りみたいに路面から激しい振動を受ける場面が割と良くある。そのうえ車体にサスペンションがないことも相まって、こーいう場面でテンションが低いとチェーンが暴れ落ちてしまい具合が悪い。(変速時に落ちちゃうやつは知らんよ)

チェーンテンションを維持する手段はいくつかあって、おそらくクラッチ付きディレイラーを使うのがベターですがここは手持ちの機材で対処したい & ってか主要因を攻めればいいじゃん、ということで、チェーンリングの落差を小さくすることにした。チェーン長もシマノ推奨よりも少し短くして全体的にテンション上げておいた。
結果チェーンのばたつきが抑えられ不意なチェーン落ちを予防できて、バイクもよりcyclocrossマッスィーン感が増す(そこかよ)。