4mmol/lでいいの?

さらに現実逃避シリーズ。

血中乳酸濃度が急激に増加しはじめる典型的な値として「4mmol/l」が出てきますが、これは個人差が大きく2mmol/lの人もいれば、4mmol/lよりもっと高いところで増加しだす人もいるそうです。(中長距離ランナーの科学的トレーニングの受け売り)

血中乳酸濃度4mmol/lから〜、というのはMader 1976の研究が元になっていて、これらに続く研究によって持久性競技のトレーニングにおける強度決定に「4mmol/l」が広く利用されるようになったそうです。
しかしながらStegmann, Kindermann and Schnabel 1981年の報告からは、血中乳酸濃度は急激に立ち上がる閾値には2〜7mmol/lと様々で個人差が大きいとのこと。

な、なんだってー!?

さらに日本の競技指導者の教本では「4mmol/l」とビシッと名言されているとのこと。

な、なんだってー!?


LTや血中乳酸濃度をよりどころにワークアウトの強度を決めてる方にとっては結構大事な話しだと思うんですが、結局「4mmol/l」ってどんだけ有力なんですか?まぁちゃんと乳酸濃度の推移を追って判定すればいいだけのことかもしれないけど。