軽量化の効果は体重によって(ちょっぴり)変わる

あたりまえなんですけどね。とはいえ実際にどの程度どう違うのか?ってのを知っておきたくて、こちらもグラフを書いてみた。

FTP近傍で6%の勾配を登る時、体重50kg, 65kg, 80kgのライダーがバイクを+-1.2kg軽量化したら速度はどーなるのかというグラフ。パワーウェイトレシオは総重量じゃなくて体重から。ヘルメットや服等々諸々は2kgと仮定。
例によってソースコードはJavaScript。

同じパワーウェイトレシオでも重いライダーの方が速く走れるのは装備重量の影響が小さくなるから。その反面、装備を軽量化しても、体重の軽いライダーより得られる効果が小さくなる。
パワーウェイトレシオが大きいほど、装備重量を軽量化して得られる恩恵は大きくなる。逆に言うとパワーウェイトレシオの小さいフィットネスレベルの低いうちは、軽量化して得られる恩恵は小さい。
ここでは「影響が大きく|小さくなる」と言ってますが、その差はあんまり大きくなくて「比較的」差がある程度です。

体重が軽いライダーからみると「軽量化の効果が比較的大きい」という嬉しい話しと、「同じw/kgでも比較的に遅い」という残念な話しが混在しててフクザツな気分。それでも世の中的には「小柄なライダーは登りで有利」という話しがしばしばあるのは、単なるイメージなのか、それとも小柄な人はパワーウェイトレシオを高めやすい要因が何かあったりするのだろうか?