えーっと。
9月19日発売のバイシクルクラブ2009年10月号52ページから「ポジションによって前面投影面積がこれだけ変わって、同じパワーでこれだけ速度が変わる」といった内容の記事があります。今回、ご縁を頂いて写真から被写体の面積を計算する作業を承ったのですが、紙面に掲載されている面積の数値というか単位に誤りがあります。
誤
前面投影面積 40.4cm^2
前面投影面積 36.4cm^2
正
前面投影面積 0.404m^2
前面投影面積 0.364m^2
比率は合ってます。が、桁が間違ってます。
計算じたいは平方メートルで行っていたのですが「紙面では平方センチメートルのほうが良いかな?」と私が色気を出し「お渡しした値を100倍でおk」とご案内し、しかもゲラをもらっても気付けなかったために生じた残念な誤記です。平方メートル(m^2)から平方センチメートル(cm^2)に変換するには100倍じゃなくて100^2倍ですよね。ギギギギ(涙
で。今回の前面投影面積を軸にポジションと速度の関係を見たわけですが、ドロップ部を持って上体を屈めれば空気抵抗が少なくなることは測るまでもなく、体感・直感でわかっている事だと思います。ですが「具体的にどのくらい違っているのか?」を把握している人は少ないと思います。ポジションの差異をCdAで定量的に評価できるのがベストだと思いますが、風洞やiAero+パワーメーターを持ってない我々には敷居が高い。であれば間接的にでも前面投影面積で定量化するのは価値がある事だと信じて疑わない今日この頃です。やっぱりiAero欲しいですがががが
当日はハンドル位置を変えたりクラウチングを深くしたり浅くしたりと10種類のポジションで撮影し、それぞれの前面投影面積を計算しました。「やっぱりなー」とか「お?実は大差ないのか!」などなど個人的に興味深い内容だったので、別途レポートできたらいいなとレポート書いてる途中っす。
それにしても残念な間違いだな...
さて。BiCYCLE CLUB2009年10月号ですが、他には全日本マウンテンサイクリングin乗鞍で100人に身長・体重・ゼッケン番号をアンケートして、タイムとBMIの分布をプロットした記事がおもろかった。個人的にこーいう身近なデータは大好きなので、簡単なのでも良いので各イベントで継続して収集してもらえると嬉しいなー。
- 身長
- 体重
- 総重量
- 一ヶ月の走行距離
- 持久系スポーツ歴
総重量は把握てできてない事もあるので大変だけど、こんくらいあると傾向が出てきて面白いんじゃないかなぁ。あと乗鞍のゴールタイムの度数分布図も吉。個人的にも参加するイベントの過去リザルトから度数分布図を作って毎回ニヤニヤしてるんですが、雑誌に掲載してこそ価値がでてくるきがする。