極低速コーナーからの再加速シミュレーション

例によって物理シミュレーションで確認。条件は
  • 全重量=65kg
  • Crr=0.004
  • CdA=0.24
  • 定常パワー=223W
  • 風速=1.3m/s
  • 勾配=0%
  • 距離=1000m
  • 初速=11km/h
で。定常速度までの再加速時にかけるパワーと持続時間を変えてゴールタイムにどの程度影響があるか計算してみた。
  • 800Wを3秒維持=100秒
  • 700Wを4秒維持=100秒
  • 600Wを5秒維持=101秒
  • 500Wを7秒維持=101秒
  • 400Wを9秒維持=101秒
  • 350Wを12秒維持=102秒
  • 300Wを15秒維持=103秒
  • 250Wを25秒維持=104秒
  • 223Wを終始維持=105秒
350Wx12秒と250Wx25秒とでは約2秒タイム差が出てきた。これは前回走行ログから再加速時の部分を抜き出して評価したものの差異とだいたい一致するかな。仮に僕の5秒最大に近い800Wx3秒で加速してると更に2秒削れるけれど、3秒間とはいえこれをTT中に8回やるのが現実的なのか謎。

ちょっとパターンを変えて、最初の6秒に3300Jかけて定常速度まで加速させた場合。
  • 800W→700W→600W→500W→400W→300W=100秒
  • 300W→400W→500W→600W→700W→800W=101秒
  • 400W→600W→700W→700W→600W→300W=100秒
お、差がでた。
うーん、ミリ秒単位でシミュレートしないと小さな差異はわかりにくいか。いやまぁやれば良いんですけど傾向がわかったので満足した。
パインヒルズGPXの場合8回折り返しがあるので、2秒の差は最終的に16秒の差として現れる。かといってTT中のペースをおとさないためにも過度にパワーかけて再加速するのもリスキーなので、現状の僕の場合は400W弱x10秒あたりがちょうど良いのかもしれない。すこしだけ頑張るけど無理はしない程度。
そして折り返しが1回しかない埼玉TTや鳥海山1stステージでは、数秒単位でタイムを狙っている・競っている状況でない限り、無理に頑張ってもリスクだけ高まるということになるか。九十九里TTは折り返しがあるけどパススルー?なので関係ない。