CYCLOCROSS TOKYO 2016

Photo by Yuichi Furuno
砂浜にフォーカスしたセッティングと戦略で挑んだ今年のシクロクロス東京。

 0h46'01", カテゴリー2  31/58位(64%順位), +6:02
 Michelin Cyclocross Jet 1.2/1.25bar

召集直前に計測チップのつけ忘れに気がついて最後尾スタートの刑。それでもC2に上がってからの今季の目標3 x 66%順位達成也。
Photo by Yasutaka Suzuki
基本的に空気圧下げれば下げるほど砂の刺さり心地がマイルドになる。今回はDugast TyphoonよりもMichelin Jetのほうが感触が良かった。ラテックスチューブなのでリム打ちパンクはチューブラーと同程度にしか心配していないけど、極低圧なのでタイヤ外れんなよーと普通にハラハラしていたところ、スタート直前に後輪がマイルドスローパンク気味なのが発覚。エアを注ぎ足してハラハラ度UP。レース終盤に向けて木の根でのリム打ち感が強くなるが、林間は休む区間であると割り切っていたのでミスしない丁寧な走りを心がける。一番イージーなコーナー(南端の林の折り返し)で転けてたり、フライオーバーでムダ跳びしてバックサイド角に後輪を丁寧に打ちつけたりしてたけどどどど。

俺的ハイライトは北側林の端、フカフカなキャンバー上り折り返しを乗車で通過できたあたり。降車してまわる人がおおかったけど、コーステープをギリギリまで(盛大に伸ばして)大回りするといける(これが速いとは言っていない)。
これは失敗して脚ついたの図 Photo by 妻の人
一度コーステープにカンチレバーアームを押されて制動させられてしまい、頭の中に「まだカンチブレーキで消耗してるの?」って声が聞こえてきた。ってかフライオーバー前で「カンチブレーキが泣いてるぞー!」って実際に言われた気はするぞ。


それなっ


砂浜はラインをトレースする能力が根本的に足りていないと理解。抵抗に抗うパワーもだけどラインキープ能力。試走するJ-Powの後ろで砂浜に入ったら、よい轍を選んで踏んでいるのか衝撃的な走りやすさだった。僕は轍のラインをトレースできなくて早々に脱落するんだけどどど。激坂で白線や舗装の継ぎ目をトレースする練習をしていたつもりだったけどちょっと違うなー。

ランニングは9月あたりからすこしずつやってたので若干改善。かなーり保守的に進めていてスピード練習の類はやってないので当然スピードは改善していない。それでも極端な苦手意識は薄れてきたし、砂浜で無理に乗らずにランで全体のペースを維持しながらレースを進めることができた。実際コース後半の砂浜の復路は乗車する選手に追い越されても、一定ペースのランで追いつき追い越すことができていた。後ろの方でのお話ですが。
DSC_0336
コイツ余裕だな...

試走の短さが悩ましかったので、前日コース設営中の会場にお邪魔して入念にコースウォーク。レース当日はコースの一部が修正されていたけど、これでかなり試走が進めやすくなる。朝の試走は林間を集中して、昼の試走は砂浜に集中。クリンチャーの極低圧運用の経験が少ないので1.5→1.3→1.2barで林間の挙動をあらかじめ確認し、それを踏まえて砂浜で1.5→1.3→1.2→1.1barとテストして手戻りがないように組み立ててみた。この進め方は満足できたかな。
練習では試してはいたけどレースでのクリンチャー1.2/1.25 barはなかなかハラハラしたが、最後まで(スローパンク以外の派手な)パンクもなく良い感触で終われた。が、あんまり多用したくはないね。この選択が必要で、かつスペアホイールの準備がある時だけにしたい。

というわけで、機材のセッティングと戦略の方向性は間違っていない気がしている。けどまだ足りない。技術もだけど体力水準を引き上げないとC2の後ろの方を走る現状を打破できないな。
Photo by Yuichi Furuno


次は茨城シクロクロス土浦ステージ。家の用事でDNSな可能性高し。うむむ。