ビデオカメラの被写体の前面投影面積を計算する前回のネタに引き続き、今度はその前面投影面積からライディングポジションに応じて生じる空気抵抗を計算(推定)してリアルタイムに表示するのを書いてみた。画面の下に20km/hまたは35km/hで走行する際に、ライダーから生じる空気抵抗による損失を仕事率(watt)で表示してます。
速度の低い20km/hではポジションの違いはそんなに影響しませんが、35km/hあたりになるとポジションによって20watt(推定)も変化するので無視できなくなります。また、速度が低くても数ワットというオーダーで差異が出てくることを確認でき、ヒルクライムでも空気抵抗を意識しといてソンはないですよねというオチです。
というか、このへんの話しはサイクリストにとって常識なんだろうとは思うのですが、どんなポジションで具体的にどれくらい違いが出ているのか?という問いに画面を見ながら試行錯誤して試せるあたりにコレの意味があるのかなーとかコジツケてみたよ。
ライダーに生じる空気抵抗からの損失は
仕事率 = 1/2 x 大気の密度 x 速度 ^ 3 x 抵抗係数 x 前面投影面積
で計算してます。ただ、抵抗係数(Cd)は実際に測らないとわからんのですが、ここでは簡易的に0.5を使っています。