全身持久力測定 result 最大酸素摂取量55.4ml/kg/min

うがっ、下がった(笑)
  • 身長: 164cm
  • 体重: 51.5kg
  • 体脂肪率: 5.1%(アスリートモード)
  • 肺活量: 4.64L(3.97L/sec)
  • AT(注): HR=142bpm, VO2/Kg=32.4ml/min/kg, VE=44.7L/min, LOAD=146watt
  • RCP: HR=172bpm, VO2/Kg=46.4ml/min/kg, VE=77.3L/min, LOAD=233watt
  • Peak: HR=191bpm, VO2/Kg=55.4ml/min/kg, VE=124.6L/min, LOAD=335watt
(注: ここで用いている"AT"は「V-Slope法で判定したAT」なので、自転車競技のトレーニングで用いられる"AT"や"LT"とは異なる指標であると私は認識しています)
東京体育館で実施。プロトコルは2008年7月11月のものと同じく20+30W ramp(4min@20wattでウォームアップし、30watt/minの斬増して疲労困憊で運動できなくなるまで)。月曜から3日間レストした状態でのテスト。
最後は脚が回らなくなってVO2はleveling offしてplateauは無し。VO2の推移は前回よりも全般において低値を示していて一見して経済性が上がったかにも見えるが、exhaustionまでの時間と仕事率は微増程度でほぼ変化なしなので楽観できないなぁ。VO2maxが前回の61.5ml/min/kgと比較して約10%ほど低くおそらく誤差で説明できる範囲ではないとのこと。ちなみに呼気を元にしたVO2maxテストの測定誤差は、技術的誤差と生物学的誤差を合わせて平均+-5.6%だそうな(Katch VL, Sady SS, Freedson P.  Biological variability in maximum aerobic power. 1982)。
ここ数ヶ月のトレーニングの量・頻度・強度は前回よりも明らかに高いので脱トレーニングの類いではないとしてパフォーマンスダウンの要因を推測してもらったところ、トレーニングストレスの蓄積によるパフォーマンスダウン(単に回復できてない)の可能性。もうひとつは一拍あたりのVO2が低いことと後半のVE増加が前回よりも急峻なことや、さらにまぶたの裏側が白いこと等々から類推してスポーツ貧血の可能性。
前者については、しばらく順調に増加していた除脂肪体重が、ここ2週間ぐらい1kgほど低くなっていることと、同様に2週間ほど前から感じていた全身の気怠さが未だ残っていること、そもそも自分のトレーニングストレスと回復に関してデータも少ないので否定はできない。対応は現在のレスト週の延長と週あたりのワークアウトのボリュームダウン。
後者については、駅やオフィスの階段の昇降で軽く息が上がる症状(以前はなかった)を最近感じているのでなるほどなという感じ。こっちは断定する前に血液検査をやっておこう。意識的に鉄分を摂取することも必要だと思うので実施する。
んーどっちが、というわけではなくて複合的な要因かなぁ。貧血については「いつか意識しなきゃならない時がくるんだろうな」程度にしか思っていなかったのでちょっと驚いてる。とりあえずやることを順番に上げると
  1. 確認のため血液検査
  2. 鉄分の意識的な摂取
  3. 食事の前後1時間のコーヒー摂取を自粛(鉄分摂取の補助のため)
  4. レスト期間の延長
  5. トレーニング量の軽減
か。4番と5番はできれば実行したくないな。トレーニングストレスの増加は狙ってやっていることなので、むしろ成果として歓迎すべきことなのかもしれないけれど、そこから回復できなければ本末転倒。まずはレスト期間を延長して様子を見よう。5番を実施するかはその後に判断しよう。
というわけで、パフォーマンスダウンという結果は残念だけど、改善すべきパラメータを浮かび上がらせることができたので有意義なテストだったな。