サイクルモードインターナショナル2009

オフにして幕張メッセの初日に行ってきた。

 

目を引いたホイールはLEWのVT-1改めReynoldsのRZR 46Tくらいか。他社のものでは興味が引かれるようなものは特になし。デリバリーはシマノフリーが来年3月くらいで、カンパフリーのは夏ぐらいとか。TじゃなくってCは?と問うたら再来年!?まじですか...

WEBサイトにも載ってたとおもうけど接着されたカーボンスポークはテンションかかってないそうな。うむむ、この辺はlightweightもそうなんだけど「スポークに頼らず形状を維持できるリム」ってのは次世代ホイールの壱ジャンルとして確立されてきた感じか。スポークテンションで形状を維持するトラディショナルなホイールが死滅するとは思えないけど、各社のパテントがどうのとかで競わずに「絶対的によいもの」が出てくればいいのになー。それにしてもRZRのハブの造形はボール紙工作みたいでなんか好きくない。

リムの内側に付いてるSwirld Lip Generator(整流用のリブ)は、想像してたより小さな段差。うむむ、こういう小ネタは大好きなので実際のところどーなのか気になる。というわけで某ホイールを建造中な某tまっくさんの来期パフォーマンスに注目ですね。

Zipp 101のトロイダりっぷりが見たかったけど、そもそもZippの代理店が見当たらない罠。関係ないけど来年1月だった出荷予定が3月に延びたね。

 

あとは少ないけど各社ローラー台をチェック。デモされてたElite Realaxiom ct Ritomoのフライホイールは厚みもあるし回した感じも悪くない。Realpower ct Ritomoはもっと大きいフライホイールみたいなので、シミュレーションとかパワー計測機能とか省いたモデルがあればいいのにとオモタ。

ミノウラのGYRO V270-2は音については確かに静かな方だと思いますが、なんか個体差ありそうな気がしてきた。念のため乗らしてもらったけどやはりフライホイールの慣性は絶対値として大きい方ではなくて、現在流通してる製品の中で標準的なレベルだと思う。中の人に、なんでフライホイールを無垢にしないで肉抜きしちゃったの?絶対的な慣性モーメントが小さくなっちゃうやん?と理由を問うたら、重くし過ぎると踏み始めの負荷が大きくて膝を痛めるとかなんとか。えー、ソレおかしいやん外でゼロ発進したほうが数倍係るっしょとか食らい付いたら自動車メーカー○○(社名出てたけどいいのか?)からデータもらって決めたらしいコメントが出てきた。うーん...僕は設計の前提条件を知らない部外者だし専門外なのでわからないけど、そのデータもしくはデータの解釈が妥当なのかちょっと疑問。肉抜きして軽量化してるのは回転軸の強度の制約か、輸送コストに制約があったのかなと想像してたのでちょっと意外。キモい客で正直スマンかった。

インターマックスでは社長バイク試乗用にTacxのsatoriが開かれてたので、手で何度か回してみただけちょっと軽めかなあ。うーん。

シロモトが出展してなかったのが残念。当たり前だけどPower Magic Plusは最強に重かった。もうちょっとで「ローラー台性能評価プロトコル」が形になりそうな悪寒なので頑張ろう。


結局バイクは全く眺めずにローラー台とホイールを見てきたわけですが、全体的な感想としては代理店による一般向けの展示会ではなく、メーカーによる販売店向けの展示会が見たいなぁ、という感じかな。あ、でもフタバ商店がLakeの取扱いを始めるそうで、去年壊したままだったCX400の修理を仲介してもらえそうだった点は収穫だった。