TTヘルメットの風防をDIYするの巻

TTヘルメット用の風防をDIYしてみた。
エアインテークを付けた
ハンズで買ってきたアクリル半球を切って削って曲げてしてなんとかそれっぽくしてみたよ。

TTヘルメットを仕入れたはいいけどTTのポジションだと前傾がキツくて普段使ってるアイウェアだと前が見にくいんす。コンタクトレンズ使用なので上目遣いで風が直接当たるのもアレだしなー、ということでウィンドスクリーン(以下 風防)が欲しくなった。製品によっては風防が付属してたり、別売りしてたり、販売地域によって取り扱ってたり取り扱ってなかったりなんですが、BellのMeteor IIにはそもそもないっぽい。Slowtwitch.comとかのフォーラム見てるとルイガノ製品の風防を加工して取り付ける例とかでてるけど、今手に入るのか謎。ということでDIYすることにした。

以下行程。まずはベースの具材を。ヘルメットの横幅がだいたい170mm前後なので、それに近い径のアクリル半球(直径200mm)を東急ハンズで仕入れてきた。
アクリル半球
この類いは丸い穴の上にアクリル板を置いて、熱掛けて自重or送風して半球に加工してるとおもうので、中央部の厚みは淵の不部分に比して薄くなる。
とりあえず糸鋸で半分にカット。
半分にカット
じつはこの作業が一番大変だったかも...
この状態から明らかに要らなさそうな部分を削ったり、鼻を抜く場所を切ってみたり。
当たり前ですが全然合わない
この状態で弄ってみたり被ってみたりで風防の出来上がりをひたすらイメージする。そう、アクリルを削るのではなく、アクリルの中におられる風防を、アクリルを払ってお迎えする簡単なお仕事です。嘘です。マジックペンなどで大まかで余裕を持った切り出しラインを書いて切って削ってあてがって、また線を引いて〜の繰り返し。糸鋸で大きくカットして、ヤスリで調整する感じです。
平行してドライヤーで暖めてヘルメットの湾曲にあうよう曲がりを修正。ヒートガンが無いと辛いかなと思いましたが家庭用のドライヤーでも時間と回数をかければ何とかなりました。本当はポリカーボネートで作りたかったのですが、手持ちの装備(ってか殆ど工具らしいものはない)でカットとこの曲げ加工をうまくやる自信がなかったので。
で、ほぼ完成状態。
切って削って曲げて
ウハウハしながら鏡の前で修正箇所をペンで書いてて気付いたのですがコレ猛烈に暑いです。通常のエアロヘルメットが「ムレ」だとするとこれは「ムレムレムレ」です。これはひどい。なのでカンチェラーラの現行TTヘルメット写真を参考に額に4つ空気取り入れ口を追加。
エアインテークを付けた
カンチェラーラのというかいっこうに発売される気配すらないGiro/Bellのshort tail aero helmetは横にも空気抜き用の隙間が大きく空いてたりする。あ、コンタドールのは無いように見えます。暑くないのかな...
これで「ムレムレムレ」が「ムレムレ」程度に収まる予定。あとはヘルメットへの固定方法.... なんですがなんか急にメンドクサくなったので
メンドクサくなったのでテープ止め
人間の生み出した文化の極み「粘着テープ」でおk。
正面からみると
正面からの図。ヘルメットの「チャリ毛」がはみ出すのが気に食わないのですが、これ以上風防を広げるのがメンドクサ大変なので許可する。
ほら、世界選手権ロード個人タイムトライアルとかのヘルメット見ててもけっこう粘着テープでとめてる人多いし。さらにはヘルメットの塗装も「アナタそれマジックで塗ったでしょ!」的な人も居ましたしきっとプロ選手もそのへんザックリなんですよ。たぶん。
ここまでの作業でだいたい7〜8時間弱ぐらいだったような。そう考えると高い風防だなおぃ...
あとは横に空気穴をつけるのと、半透明な塗料でスモークっぽくして終わりの予定。テープ以外の固定方法は九十九里波のりトライアルが終わってからゆっくり考えよう。
以下、アクリル風防を染色するの巻につづきます。