Tour de Suisse 2011観戦第2ステージCrans-Montana

2日目はAirolo〜Crans-Montanaで山頂ゴール。コース的にはグレッシャー・エクスプレス(氷河急行)のルートの一部を西に進む感じ。この日は「金持ちのリゾート(滞在先の家主談)」Crans-Montanaで山頂ゴールを観戦。
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1日目のLuganoからCrans-Montanaへの移動は乗り換え4回約5時間半の電車の旅。ほんとはチューリッヒやミラノ(!)を経由したほうが早いけど、なんとなく鈍行列車で行くことに。鉄の人じゃないのでヒマするかなと思ったけど序盤に一気に高度を稼いだあと谷を徐々に下って刻々と変わっていく景色や植生に全然飽きませんでした。
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ケーブルカーの駅Montana Gareを降りて、プロトンが到着するまで時間がたっぷりあったのでまず荷物を置きにホテルへ。すると予約してたホテルにGarminのトラックがとまってる。ホテルのマダムからチームが使うから朝食はビュッフェではなくて部屋でとってくれると助かるといわれ快諾。プロツアーチームと同宿なんて全然オッケーっす!
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部屋のテラスからチームカーを見下ろせる素敵な部屋にホクホクしながら、まだ時間があったので近くのゴンドラ駅を乗り継いでPlaine Morteを観光。標高2927mで頭痛い。微妙にシーズン外れだからかゴンドラは無料。そうとう景色いいのに無料。
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で、観客の少ないツール・ド・スイスですが、さすがにゴール周辺は混雑するのでゴール手前400m地点で観戦することにした。500m地点に大型モニタが設置されているのでレース状況がちょっとだけわかるのが嬉しい。
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ちなみに先頭の約1時間前に通過するキャラバン隊は観客の少ない区間は相当な速度で通過していくので、子供とかと一緒に騒いで目立たないと減速してくれずお菓子とかアイスとか貰えないので注意。これは地元の親子に教わった。ゴールや山頂ポイント付近では保険屋さんが緑色の帽子やカウベルやスカーフを配りまくっててこちらは騒がずとも無理矢理渡される。
レースの方は鼻先をかすめるように選手たちが登っていく。特に競り合う状況ではなかったけど、先頭とそれを追走する選手たちの速度は明らかに違う。ってか近いので見てる方も気をつけてないとけっこう危ない。
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先にゴールした選手は2キロほど下ったホテル街まで降りていく。下る選手とグルッペットとがどう交差してるのかいつも気になってたけど、お互い普通によけてた。あたりまえか。その様子の動画。
 
選手をよく見たかったのであまり写真は撮ってない。その他の写真はpicasaのアルバムへ。



観戦後は500m付近の広場で屋台がでてたのでウィンナーを食する。レジで食券的紙キレを購入しておじさんに渡す。ドイツ語よくわかんない。
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宿に帰ってからは優雅にGarminのメカニックのレース後の仕事を堪能。
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トラックの裏側で洗車、別のメカニックが自転車の整備って感じで2人掛かり。洗車後は
  1. バーテープ剥がし
  2. ウェスで水気拭き取り
  3. シートポストに滑り止め塗って再取り付け
  4. ステム周りのボルト増し締め
  5. Rotorクランクの中心のボルトを増し締め
  6. 後ろディレイラー調整
  7. 前ディレイラー調整(アウターローでバッシャンバッシャン上げ下げしてた)
  8. 後ろブレーキの片効き調整
  9. 前ブレーキシューをヤスリで削る
  10. 前ブレーキの片効き調整
  11. ブレーキ引きしろ調整(フースホフトのはけっこうスカッと深くストロークする感じ)
  12. バーテープ巻き
みたいな作業を一台ずつ淡々とこなしてた。頻繁にウェスで拭いてたのが興味深い。
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道路のすぐ脇で作業してるのでメカニックは通りすがりの一般人に話しかけられたりする。でもわりとスルーするか「え?ごめん言葉わかんねー」的ゼスチャーでやり過ごしてた。これは選手も似た感じで基本無視。ただしジャーナリストか有名人らしき人が来ると応対する。なんかサッカー選手っぽいひとがFeltの自転車持ってきてて選手にサインしてもらってた。いちいち対応してたら持たないんだろうなーと想像。
整備が終わるとチームカーの洗車。
あとトラックの横には厨房機能を備えたバンがとまってて、中でシェフが料理してる。ホテルのキッチンは使わないんだな。
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ヨーロッパではちょうどO-104食中毒被害が話題になってましたが、スイスでの被害は2件ぐらいしか報告されてないみたい。でも滞在先の家主から調理過程の不明な野菜は食べるな、サンドイッチの類いも疑ってかかれと釘を刺された。
で、夜は選手たちが部屋のドアを開け放って行き来してリラックスした様子。TVでF1かなにかのレースを見ながら英語で不惑!とか嫉妬!とか言いながらドア開けてるのでけっこう五月蝿い。なんか向かいの部屋の人の声がやたら野太いので世界チャンピオンだったのかもしれない。ってか早く寝ろ。
というわけで3日目に続く